人材集め

 もはや政治家たちは、目先の人気取りに夢中で、
長期的な構想など考える余裕がなくなってしまったので、
ここで、長期的な国家戦略を考えておきたい。
 優秀な若者が、官僚に魅力を感じなくなり、
みんな外資系企業に流れてしまう事態は避けたい。
そうなれば、国が傾く。
しかし、現状は、そういう流れになっている。
 外資系企業に就職した先輩たちが、
官僚の生涯賃金を、数年で稼いでしまう。
そんな姿を見たら、今時の若者は、
「安月給の官僚なんか、誰がなるか」と思ってしまうでしょう。
 今の時代、
「官僚は、国家のために必死で働け、しかし清貧で」と言われても、
誰もが、そんな職場、嫌でしょう。
(今は、能力があれば、誰でも大金を稼げる時代になったのですから)
結局、今のままでは、「官僚は安かろう悪かろう」の時代になっていく心配があります。
 若い時は安月給でも、局長級の給与は、もっと引き上げるべきです。
誰もが魅力を感じる給与にすべきです(現在、業績のよい大企業の役員並み以上)。
そうすれば、在職中に、「第二の人生」や「天下り先」を考える必要はなくなるでしょう。
 もちろん、このような高給取りにする前に、
トコロテン式に出世するような人事制度はやめるべきでしょう。
(能力ある人は、若くして局長級にすべきでしょう)。
 それから、官僚の「政策的な視野」が狭くならないように、
スムーズな人事交流も考えていくべきでしょう。
「人事交流」というと、省庁間の人事交流を連想してしまいますが、
ここでは、官庁と企業の人事交流です。
官庁⇔企業を、スムーズに行き来できる人事制度です。
若手官僚や中堅官僚の時に、
そういう人事交流を何回も経験するシステムがあってもよいと思います。














































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